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誕生日は幸せ気分

 今年の私の誕生日は、イタリアで迎えることになってしまいました。例年の誕生会から
すると、ちょっぴり寂しい感じがしたのですが、意外や本当に幸せな日を迎えました。

 常宿のCasateifranco Venetoのホテルの前に、素敵なキャフェがオ-プンして
いたので、早速入ってみたのです。

 中々のインテリアと、気さくな接客が気に入り、ディナ-の後は是非ここで、ドルチェ
タイムを取ろうと云うことになりました。

 美味しい食事とワインで、すっかりほろ酔い状態で出掛けると、満面の笑顔での出迎え。
今日は誕生日だと告げると、パトロ-ネの「私に任せなさい」の一言が・・・・・!

やがて運ばれて参りましたのが、美しくアレンジされた果物の盛り合わせと、ジェラ-ト。
感動も次第に薄れゆく54歳にして、喜びが全身を駆け巡りました。

 国境を越えたさりげないもてなしに、更けゆく北イタリアの秋を満喫しました。そして、
Grazie Mille !!
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大好きな葡萄に、桃とスタ-フル-ツが添えられています
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満腹なのに、これも平らげて・・・・
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この店の店主・アンドレア-ノさんとスタッフ
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幸せ気分の54歳の私です
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by hossoge | 2009-11-22 22:13 | 世界の街角
先日ベルリンの御親戚を訪ねられたW女史に、ARKOのコ-ヒ-豆をお願いした処
わざわざ、買って来て下さいました。

 しばらくドイツに行く機会を逃している私は、ずっとこのコ-ヒ-が飲みたくて仕方が
なかったのです。

 現地では随分と庶民的なものだそうですが、昔懐かしいモカの香りが利いた、香り
高い味わいは、しいて言えば京都のイノダコ-ヒ-のような感じだと思います。

 冷たい雨の中、築地まで仕入れに行った帰り、大好きなケ-キ(フランクフルタ-・
クランツ)を買い込み、家路を急ぎます。

 コ-ヒ-もケ-キも至ってオ-ソドックスなものですが、私の舌には本当に美味しく
染みわたって参ります。

 最近は手の込み過ぎたものが氾濫。これが私には先ずいけません。お煎餅にして
も和菓子にしても、素朴な味が一番かと・・・

さてと、久々のドイツコ-ヒ-です。器もお気に入りの白のカップとお皿を用意しま
しょう。これはFurstenberg社製の上質な逸品です。

 ふとウィ-ンの夕方を思い出し、Jauseを楽しむことにします。Jauseとはハイテイ-
ならぬ、夕方のコ-ヒ-&軽食(甘い物)を戴く習慣です。

 そして一言、ウインナ-コ-ヒ-と云うものはございません。どうか「アイシュペンナ-」
とウィ-ンでは仰って下さいね。

 では、戴きます !
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私の好みのARKOのコ-ヒ-
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by hossoge | 2009-11-21 23:22 | 癒し
 仕事がら常にご馳走のお零れを頂戴している私は、至ってプライベ-トではB級グルメ
思考なのであります。東京だってご多分に洩れずB級の方が俄然美味しいのでは・・・。

 いつもコメントをお寄せ下さるMirinosukeさんが、ご家族での京都・奈良旅行の際、
私お薦めの、中華そばを出すおうどん屋さんに、わざわざ寄って下さったようです。

 醤油煮した焼き豚と九条葱が、沢山載った昭和三十年代の味わいです。
あ~! 食べたい。京都でのささやかな楽しみドス。(五条通りに有ります)
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by hossoge | 2009-11-20 20:40 | 京都・奈良

化かされた?

今年は国外への仕事が多く、京都へは二度訪れるのみ。親友と好物が待ち受ける
この街は、私に取って大切な癒しの場所となっています。

私は時として不思議な出会いや、様々な体験を致しますが、本年度もかなり面白い
偶然に出くわしました。

 この春は久々に「天使の囁きツア-」京都編を企画しました。人によっては「悪魔の
囁きツア-」と云われる、マニアックな場所を訪れ、美味三昧するダラダラ旅行です。

 京都は自分のお庭と自負する私が、迷いに迷ってしまったのです。久しぶりに黄色
の桜を観ようと、西陣の雨宝院を目指したのですが・・・・。

 丁度散策の皮切りに、相国寺に立ち寄ったのですが、この境内に巣くって千宗旦に
化け、見事なお点前をしたという狐のお話をしていたのです。

 この狐の悪戯はともかく、とても人助けした事でも知られているのですが、どんなに
歩いても、雨宝院には辿り着けず、結局行き当たったのが両千家の本坊がある、小川
通りでした。

 次の予定もあり早々に諦めかけた時、一軒の茶道具店に吸い込まれるように入って
しまったのです。

 しかもそこの店主と来たら、若いくせにとても愛想良く、数々のお道具も格安・・・・・!
ついぞ「これを !」と購入してしまいました。(だってお顔が丸で狐なんです)

 あのシブチンの京都にして、送料まで店持ちと云うことで、すっかり調子づいてしまった
訳で・・・・。しかし本当にちゃんと届くものかと、半信半疑?

さてさて三日後、衝動買いしたお道具が無事到着。早速荷を解きじっくり見ると、素晴ら
しい逸品でした。

 そして箱書きを見つつネット検索致しますと、そこには「宗旦好高麗卓」と書かれている
ではありませんか・・・・。

 思わず「ウ-ン !」と唸ってしまいました。まさに「宗旦きつね」さんの導き(悪戯)と納得
がいったのです。

 傾きかかったお店を手助けして、立ち直らせたなど、本当に善行を積んだお狐さんに心
から感謝しつつ、一客の茶碗を早速飾ってみました。

 ありがとうの気持ちを添えて・・・・・・。(合掌)
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同じく不思議で素晴らしい出会いの鹿児島清泉寺長太郎窯・黒薩摩筒型茶碗です

 
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by hossoge | 2009-11-20 20:18 | 不思議なお話

トスカ-ナの食卓から

 折しも冬と夏の交錯するイタリアに旅立ったのは、誕生日を迎える数日前。
体調の戻らぬ重い身体を引きづるように、旅支度・・・・・。

 処が到着し、二日目に入った頃、日に日に元気になっていく自分がとても
不思議でなりませんでしたが、こう云うのが、免疫力が上がるのだと実感し
ました。

 何しろ日本同様に、秋の恵みの真っ只中。食欲も衰えることを知りません。
食べるのが億劫だった、九月を挽回するかのような食べっぷりです。

 幸いな事に、出張の中日二日間が空いたので、何気なくフィレンツェのK.A
さんに連絡した処、「是非、我が家に」というお申し出・・・ !

 厚かましい私は早速お世話になる為、ユ-ロスタ-に飛び乗っていました。
旧市街にアパルトマンを有するご一家のお部屋からは、フィエ-ゾレの丘と
トスカ-ナ瓦の街並みが、見事に見渡せる最上階です。

翌日何かお礼をと思った矢先。「是非、お料理を作って !」とのリクエストに
早速、市場に買い出しに出掛けました。

 あるはあるは、初めて見るフィレンツェ市民の市場に感動しながら、メニュ-
を考える楽しさは一塩でした。

 そしてお料理への賞賛の言葉と、仕上げのキャフェの香りに、しばしご満悦
な54歳を迎えたばかりの私でした。
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茄子の薄切りで鶏肉を巻いた出来合いです。
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大好物の「ラディッキォ」にひき肉を詰めた逸品。これをメインディッシュに。
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豚のフィレ肉をパンチェッタで巻き、赤胡椒をトッピングした逸品。これも思わずゲット !
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見事な手さばきの、市場で働く人々。活気が漲っています。
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素晴らしい食材の数々。旬のフンギポルチ-ニです。
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早速肉料理からスタ-ト
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付け合わせの花付きズッキ-ニ
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オ-ブンでじっくりと焼き始めます
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出来上がり !
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リクエストの魚料理は鯛に似たものに、パプリカソ-スを添えて
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フンギポルチ-ニのス-プ
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キッチンからの眺望です。
お陰で本当のフィレンツェの暮らしを体験出来ました。フィレンツェで私のイタリアンを
召し上がりたくなりませんか?

 
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by hossoge | 2009-11-20 17:45 | 料理
 九月来の不調から、東京目黒田舎暮らしをお知らせ出来ずにおりました。
皆様悪しからずお許し下さいませね。

 冷え込み厳しい昨今。壱の酉も終えて私は既に54歳になりましたが、頭の中は
相変わらずの極楽とんぼを演じております。

 本当に今年は世界中を駆け巡り、お料理にも精を出し、慌ただしくも人さまの温か
さに包まれての、穏やかな晩秋を迎えています。

 気が付けば、年の瀬の足音が聞こえて来ますが、この辺で自分にご褒美を与え
ようと、好物の「松茸」を買い込みました。そして、色鮮やかな「アケビ」にも魅せられ
秋の恵みの美しさに、見入ってしまいました。

 今宵はこの松茸と。油の載り切った活き鱧を鍋仕立てするつもりです。脇役は勿論
若水菜 ! 本来はこの季節から美味しくなる野菜なのです。
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凶暴な駿河湾の鱧です
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by hossoge | 2009-11-20 16:52 | 四季の風物誌

料理研究家・鈴木雅之の綴る四季の料理と暮らし


by hossoge