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身に染みる美味しさ

 目黒田舎暮らしは実は、ご近所とも田舎のようにお付き合い戴いております。
隣家のYさんは、何時も帰国した日には「特製豚汁」を差し入れて下さいます。

 もともと豚汁が苦手だった私が、目黒に移り住んでからというもの大好きに
なってしまいました。本当に心がこもったものですものね。

 具材は勿論、豚肉・牛蒡・人参・長葱・白滝・お豆腐・里芋、そして干し椎茸
です。きっとこの椎茸の成分が旨みを際立たせていると思います。

 早速温めて、お気に入りのお椀によそい、たっぷりと粉山椒を振りますと何と
も言えぬ芳しさ。おかずはイカフライとコロッケ。大好物です。

 決して食通とはいえぬ、料理研究家の裏側です。
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 荒削りな根来塗のお椀に良く合いますね。
 
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by hossoge | 2009-03-31 23:20 | 料理

花冷えの毎日

 この処花冷えの毎日が続いています。本来なら桜が開き始めるのに・・・ !
そんな中我が家の庭先には、木瓜の花が見事に咲き誇っています。

 今年は遅くまでお雛様を飾ってありましたので、その一枝を添えるだけで
まるで、都人の雅やかな宴を見る思いが致しました。

 そして大切にお雛様を仕舞った後、登場したのが伏見人形の「おたやん」です。
京都ではお多福さんをこう呼びます。

 これはかれこれ、二十数年前に買い求めた私の愛蔵の一体ですが、現在には
もう見られない穏やかな色調とお顔の表情がとても気に入っています。

 醍醐の花見ならぬ目黒の花見を、京焼の金彩の箸置をカルガモに見立て窓辺に
飾ってみました。横には木瓜の花をざっくりと活けることに致します。

 花粉症の辛いこの時期。こうして我が家では四季の移り変わりを楽しみます。
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八重の椿も開きました
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by hossoge | 2009-03-29 20:06 | 都会の田舎暮らし

生湯葉のカプレ-ゼ

 さてポットの次にゲットしましたのが、このチェリ-柄のティ-カップ&ソ-サ-でした。
元々私の趣向にはないセレクションでしたが、手に取ると春を感じる一品でした。
暖かい日差しのテラスには、きっと似合う筈です。

 今から急に友人と、お昼を食べる事になりましたので大急ぎで用意しなくてはなりません。
そうそう、昨夜の生湯葉が残っていたのを思い出し、カプレ-ゼ風に盛り付けてみました。

 塩とオリ-ブオイル。それだけで丸で作りたてのモッツェラ-レチ-ズのようです。次に
ライデンチ-ズとハム。そして茹で卵を挟んだ生野菜一杯のオランダ式オ-プンサント゜
イッチです。これはかなりのボリュ-ムですが、「美味しい・美味しい」の連呼でした。

 前述した通りこれも来客者に、気を使わせないそして気を使わない私流のもてなしです。
ライデンチ-ズとは中にクミンシ-ドが入った私の大好物の一つです。

 勿論オランダから持ち帰った物、そして軽い風合いの発酵バタ-もたっぷりと・・・。
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by hossoge | 2009-03-29 19:26 | 料理
 ユ-ロ安の今回のイタリア周遊は本当に割安感がありました。雨の毎日でしたが
はたまた、ロ-カル列車でセストフィオレンティ-ンな向かいました。

 下車しますと脇見もふらず、リチャ-ドジノリの検品所に直行です。でも残念ながら
昨年山積みされていた、イタリアンフル-ツは姿を消していました。

 処が、日ごろ朝食用に愛用しているボンジョルノシリ-ズのポットがあるではありま
せんか。思わずゲット・・・。いくらですって?  何と20ユ-ロ。2,500円でした。

 このポットにコ-ヒ-を入れて、セットティングしたらなんと素敵な朝食セットになり
ました。このように日々のさりげない贅沢が、私を支えてするのだと感じます。

 そして、イタリアで見つけた愛らしい小さなカトラリ-達もご覧下さいませ。
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この配色は丸でスウェ-デンの印象です
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by hossoge | 2009-03-29 19:08 | イタリア

古都で時差ボケ解消

三ヶ月毎の欧州出張もすっかり慣れ、行く先々では心身共に本当に癒されます。
しかし年々帰国後の、時差ボケの辛さが身に応えて仕方がありません。

 今回は時間的に余裕がありましたので、久しぶりに関西空港に帰着し、そのまま
京都に入りました。私なりの時差調整とでも申しましょうか、不思議とこうすると時差
ボケがとても軽くなるのです。

 京都駅からタクシ-に乗りますと、先ず東本願寺の壮大な甍が目に飛び込んで来
ます。そして松の大木、道端には椿の可憐な蕾を見出します。

 やはり千年の都に身を置きますと、すぐさま日本に引き戻されてしまいます。あの
華美を誇るイタリアの大理石の景観も此処では消し飛んでしまうかのようです。

 荷物を置いたら、時計は既に一時過ぎ。お腹が空いて参りましたので、二週間振り
に早速日本の味に触れました。九条葱と七味をたっぷり振ったキツネ饂飩です。

 そしてふと思い出したかのように、私の足は太閤塀に向かっていました。ここは有
名な三十三間堂の裏手(本来はこちらが正面)にある、秀吉建立の方広寺の遺構の
一つ。現存する唯一の塀だそうです。

 さて、歴史に詳しい方は気付かれましたね。そうです。豊臣家滅亡のきっかけとなっ
た「国家安康」の鐘のあるお寺です。そして、京にも大仏殿があったことも・・・・・。

 私は歴史を頭に描きながら、この街を散策するのが大好きです。そして、それがと
ても癒しにもなります。特に行楽シ-ズンで混雑する時期は、塩小路通りを東に進
み、鴨川を渡り左手にこの太閤塀をゆっくり眺めつつ、東山通りに出たら右折します。

 そのまま東海道線を跨ぐと、右手に大きな楠のある今熊野神社が見えてきます。
ここは平安末期の後白河法皇の法住寺南殿のあった場所。高倉天皇のご生母
建春門院滋子御願の最勝光院の寺域でもありました。

 いよいよ私流、拝観料の要らない京都寺社巡りの始まりです。
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堂々とした風格があります
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このお寺は即成院。阿弥陀来迎二十五菩薩にお参りします
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by hossoge | 2009-03-28 01:27 | 京都・奈良

雨上がりの大聖堂

 雨の降りしきるフィレンツェから、重たい荷物を抱えて到着したのがフェラ-ラの街です。
この日の午前中にリチャ-ド・ジノリのアウトレットで、沢山の食器を買い込んだお陰でず
しりと重いス-ツケ-ス。これを何とか抱えてやっと辿り着きました。

 鉄道の旅でとても大変なのが、この手荷物を抱えての移動。でもこれも楽しみの内と捉
えなければ何も始りませんね。そうです! 旅は全ての事をプラスに考える良いチャンス !

 さて、今夜のホテルは世界遺産の街のど真ん中。大聖堂の脇にあるキッチン付きの便
利な処です。移動でかなり疲れましたので、こういう日は生パスタを買い込んで自分で調
理するのです。

 エミリア・ロマ-ニャ州では、数々のトルテリ-ニや新鮮な野菜が沢山売られています。
今夜は、これをお部屋でのんびり食べる事に致しましょう。 そして、ぐっすり眠ります。

 翌朝カ-テンを開けると、なんと言う事でしょう! 雨がすっかり上がり、朝日に照らされた
薔薇色に輝く大聖堂が現れました。

 これで、心配だったベネチアもきっと笑顔で出迎えてくれる筈です。
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朝日が注ぐ旧市街の一隅です。
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大好物のトリテリ-ニ・フレスカです。
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生クリ-ムを絡めて・・・ !
 
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by hossoge | 2009-03-16 11:32 | イタリア

世界同時不況って !

 帰国して数日やっと味覚も戻り、時差ボケも遠退きました。俄然食欲は旺盛で花粉症や
曇り続きの為、辛い体調なのにすき焼き&たこ焼き&餃子&餡みつ等など、食べ続ける毎
日です。

 ふと思えば今回の旅は何処へ行ってもなんと空いていた事でしょう。人気の少ないフィ
レンツェやベネチアは近年来見たことがありません。世界的不況をこんなに身近に感ず
るとは・・・・・。

 まあそんな事は自分には関係ないと、前向きに気を取り直して、幾度となく訪れたこれ
らの街を改めて散策する事に致しました。不思議と何処も新鮮な印象で、始めた訪れた
時の感動が甦って来ました。

 そう言えば思い出しました。このイタリアだってかつて国家財政が破綻したものの、人
々は相変わらずの楽観的な生活を続けていたではないかと。そうこうしているうちに、イ
タリアンファッションブ-ムか゜起こり、沢山のお金がこの国に落ちたと・・・。

 日本に戻ってふと気付いたのは、一向に輸入品が下がっていない事でした。どこかお
かしいとは思いませんか? 何時も円高の時にそう思います。

 後少しで桜の咲く頃がやって来ます。余り風潮に流されずパッとお花見でも致しましょ
うね !そうです。私たちは日本人です。美味しいお弁当! 私にお任せなさい。


雨のヴェッキオ宮殿です。
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鉄の天使もどこか寂しそう !
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お茶を挽くゴント゜リエ
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キャフェもがらがら
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そこには、昔の穏やかなベネチアが・・・!
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by hossoge | 2009-03-11 21:09 | 世界の街角

日曜日の過ごし方

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 イタリアでの仕事を終えオランダに戻り、ホッとした翌日、急に予定が空いてしまいました。
おまけに日曜日。外は雪交じりの天候。何処へ行こうかと思いあぐねて向かった先は、ミッ
フィ-の作者の生誕地。ユトレヒトの街でした。

 先ず目に入るのがド-ム塔。長崎のハウステンボスに建つ塔のオリジナル。そして、塔を
くぐると、ゴシック建築の美しい大聖堂が出迎えてくれます。右手にはユトレヒト大学です。

 休日のせいか、小雪の舞う広場には人も疎ら。そう言えば前回訪れたのは三年前の三月
四日。忘れもしません欧州全域の大雪で足止めを喰った、あれ以来ですもの。

 確か30年振りの大雪だった様で、丁度ベネチアからアムステルダムに戻る日でした。十
ニ時五分発の飛行機でしたが、午前中は特にその気配なし・・。空港到着後あっと言う間の
出来事でした。全便欠航・・・! 全空港閉鎖・・・! その時の壮絶な体験は何れお話しますが。

 この街は私にとって、全てが片付いた時に必ず訪れる癒し空間なのです !    こうして
幾度となく苦難を乗り越えた自分を、リセットし続けています。(少し大袈裟・・・・?)

 不思議なことにユトレヒトはオランダがオランダとして独立した、歴史的に意義のある場所
であるのは、偶然の一致でしょうか?

 さてさて、この教会には秘密の場所があります。主祭壇に向かって右に折れたそのまた右
奥に、中庭を臨むキャフェテラスがあるのです。

 お茶を注文して日がな一日、ゆったりと本を読んで過ごします。時の流れのなんと穏やか
な事・・・。さあ !  明日は日本に戻ります。

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 私の大好きなレストラン。「ポルマンズ」です。
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by hossoge | 2009-03-09 17:26 | オランダ

雛祭り

 今日は雛祭り。そう桃の節句ですね。あと少しで春が来る感じがしますが、生憎東京は
積雪注意が出される雨模様です。
折角のお節句なのに、このお天気ではお雛様も可哀そう。

 処で実は我が家にも、お雛様が一揃えあるのです。時差ボケと仕事続きで今年は飾る
のを断念しようかと思っていたのですが、やはり出すことに致しました。

 一体一体を丁寧に並べて行きますと、人形達とご対面。日本の美意識って本当に良い
なって感じ入りました。
 さてちらし寿司でもと思いきや、この雨模様で外出を断念しました。せめて何か春らしい
一品をと思い、作ったのがこの錦玉子です。

 春に小鳥たちが産卵を迎える喜びをなぞらえて、小さな卵型にまとめてみました。
そして、芹の新芽を添えて春らしさを演出します。

 このお料理も至って簡単。固茹でした卵をム-ランでさっと裏ごしして、砂糖・味醂・塩・
酒・粉末のお出汁で味付けし、片栗粉で繋ぎます。そして、可愛く丸めたらラップを敷いた
お皿に並べでレンジで1分加熱します。これでOK ! キッチンも汚れません。
「一品足りないな」という時にお作りになって下さい。
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by hossoge | 2009-03-03 21:47 | 四季の風物誌

Giostraのお料理

 さる方のご紹介でフィレンツェ在住のA子さんと知り合って早、三年が経ちました。その間に
彼女はとても可愛い男の子のママになりました。アンジェロ君と言います。

 何とこのご一家はフィレンツェのドゥオ-モの、さらなる続きの街並みにお住まいです。
何しろお家全体が、文化財の指定区域に入っている為、改装も簡単に出来ないとの事です。

 彼女の素敵なご主人の友人のお店が、このGiostra。何時も本当に混んでいて、何処か
で御見掛けしたことのあるお顔もちらほら。それも並の人達ではありません。私の大好きな
B・P君やI・S君もいらっしゃるようです。

 まあ、そんな事はどうでも良く久しぶりに大好きなペコリ-ニチ-ズと洋ナシのラビオリを
むしゃむしゃと頬張りました。これ本当に美味しいんですよ。

 本来苦手だったトスカ-ナ料理の認識を変えてくれたのがこのお店です。それに食事代
もこのクラスにしてはかなりお安いかと思います。皆様一度是非いらっしゃっては !
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by hossoge | 2009-03-02 21:56 | イタリア

料理研究家・鈴木雅之の綴る四季の料理と暮らし


by hossoge