チンクェテッレの片隅(フランケンシュタインによせて)
2008年 06月 12日
海外での仕事をしておりますと心身共に本当に疲れます。多分観光でも同じ事。あれもこれ
も観たい、買いたい、食べたい等など連日続くとそれは大変です。そんな時こそ自分の逃げ
場所が必要になります。トリノを後に向かった先はラスベッツア、ここからバスで30分。小さ
な入り江の街が見えて来ました。ここはレリチ。世界遺産に指定されてからは始終ごった返
すチンクェテッレと違い、忘れ去られた感のある風情です。
何しろ日没の美しい事といったら・・・・・・!
言葉では表現出来ません。そこにはゆったりとした時間の流れる穏やかな空間がポッカリと
口を開けていました。かつて、詩人のバイロンとシェリ-が静養の為良く訪れた処だそうです。後日シェリ-が此処で亡くなり奥様のメリ-はコモ湖の畔へ。悲しみの余り夫の復活を願
って一冊の本を執筆しました。「フランケンシュタイン」そのメリ-・シェリ-その人です。私も
初めてこの街を訪れた翌日、偶然にもコモ湖畔に泊ることになって分かった事実なのです。
私に取って心を解放出来る街にこんなお話があるなんて…! きっとシェリ-夫妻は何時ま
でも穏やかなこの場所で、風のように自由に飛び交っていることでしょう。
夏前の少し怖いお話を一節。
も観たい、買いたい、食べたい等など連日続くとそれは大変です。そんな時こそ自分の逃げ
場所が必要になります。トリノを後に向かった先はラスベッツア、ここからバスで30分。小さ
な入り江の街が見えて来ました。ここはレリチ。世界遺産に指定されてからは始終ごった返
すチンクェテッレと違い、忘れ去られた感のある風情です。
何しろ日没の美しい事といったら・・・・・・!
言葉では表現出来ません。そこにはゆったりとした時間の流れる穏やかな空間がポッカリと
口を開けていました。かつて、詩人のバイロンとシェリ-が静養の為良く訪れた処だそうです。後日シェリ-が此処で亡くなり奥様のメリ-はコモ湖の畔へ。悲しみの余り夫の復活を願
って一冊の本を執筆しました。「フランケンシュタイン」そのメリ-・シェリ-その人です。私も
初めてこの街を訪れた翌日、偶然にもコモ湖畔に泊ることになって分かった事実なのです。
私に取って心を解放出来る街にこんなお話があるなんて…! きっとシェリ-夫妻は何時ま
でも穏やかなこの場所で、風のように自由に飛び交っていることでしょう。
夏前の少し怖いお話を一節。
by hossoge
| 2008-06-12 23:51
| イタリア